総力特集 RIZIN15(18) 〜立ち技最強になった那須川天心はこれから何を目指せばいいのか?

パッキャオのウェイトの変化は以下の通りである。

①フライ級    50.80 kg 以下    

②スーパーバンタム級(ジュニアフェザー 級)    55.34 kg 以下    

③フェザー級    57.15 kg 以下    

④スーパーフェザー級(ジュニアライト 級)    58.97 kg 以下    

⑤ライト級    61.23 kg 以下    

⑥スーパーライト級(ジュニアウェルター 級)    63.50 kg 以下    

⑦ウェルター級    66.68 kg 以下    

145ポンドキャッチウエイト制により66kg 以下

⑧スーパーウェルター級(ジュニアミドル 級)    69.85 kg 以下    

50.80 kgから始めて69.85 kg まで約19kgの増量を12年間かけて行っている。格闘者にとって20kg増量する難しさは想像を絶する。脂肪を伴わずに、筋肉だけをつけ、しかもスピードとスタミナを両立させなければならない。スピードとスタミナの両立はベストウエイトでも難しいことなのに、それを増量しながら行うというのは、まさに現代のスポーツ科学の全てを投入してようやく可能であるような気がする。パッキャオはそのようなスポーツ科学の支援なしに独力でそれをやってのけたのである。まさに、彼をフィリピンの英雄にするために神が彼を選んだとしか私には思えない。

那須川天心のベストバウドとして私はこの2戦を選ぶ。ベストバウドなんだから1つだろというツッコミはこの際勘弁してほしい。

2018年2月12日、大田区総合体育館でのKNOCK OUT FIRST IMPACTにて、元ルンピニースタジアムスーパーバンタム級王者で現プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者のスアキム・シットソートーテーウと対戦。スアキムは那須川と同じスーパーバンタム級(55.3kg)の選手だが、強すぎるために同じ階級では対戦相手が見つからないことから階級を上げて試合を行っており、1月9日には2階級上のスーパーフェザー級(58.9kg)の現役ルンピニースタジアム王者ナワポンに左ひじ打ちでKO勝利するなど、那須川にとってキャリア最強の相手であった。試合はスアキムの得意技である肘打ちは全て避けきり、スアキムの強烈なミドルキックを腕で受けながら、スピードとフットワークを駆使してスアキムを翻弄、リーチ差のあるスアキムのパンチに鋭いカウンターを上手く合わせ、ボディへのパンチとインローの有効打を的確にヒットさせていき、手数でも終始上回り3-0の5R判定勝ちを収めた。

6月17日、幕張メッセでのRISE 125にて、自身の持つRISEバンタム級(-55kg)王座を返上してフェザー級(-57.15kg)に階級を上げ、ルンピニー・スタジアムとラジャダムナン・スタジアム両方でスーパーフェザー級1位のロッタン・ジットムアンノンと初代RISE世界フェザー級王座決定戦で対戦した。ロッタンは適性階級はフェザー級だが強過ぎて対戦相手が見つからず上の階級のスーパーフェザー級で試合をしており、那須川のキャリア最強の敵だったスアキムと3月28日に対戦して右フックでダウンを奪い勝利した選手で、スアキムを上回る強豪との対戦となった。試合は、ロッタンの強烈なミドルキックを中心とした攻撃とプレッシャーを受け終始後退を余儀なくされるが、那須川は下がりながらもカウンターのパンチをヒットさせ有効打で上回り、接戦となった5Rでは決着がつかず延長戦にもつれこむと、動きが落ちたロッタンに手数で攻め込んで那須川の判定勝ちとなりバンタム級に続いて2階級制覇に成功した。

はっきりって、那須川天心はこの若さでキックボクシングの世界で頂点を極めてしまったのだ。世界中のどこを探してもこれ以上強い相手はいない。そこで私は提案する。

世界や特にアメリカで那須川天心を絶対王者として認めさせるには、ムエタイ5階級制覇しかない。現時点でもう2階級制覇は完了している。

2018年の時点で那須川天心の体格は162㎝ 57kg

である。ムエタイで5階級制覇するためには次の選手を倒さないといけない。

①スーパーフェザー級(130ポンド以下)59kg

王者. Phet-Utong Aor.Kwanmuang

②ライト級 (135ポンド)

王者. 梅野 源治(日本)61kg

③スーパーライト級 (140ポンド)63kg

王者.Phonaik Mor.Puwanath

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