総力特集 RIZIN15(20) 〜那須川天心にボコボコにされたビアグタンが心配

那須川天心のファイトについて解説していく。

[RIZIN キックボクシング ルール: 3分 3R(59.0kg)]

(WIN)那須川天心 vs. フリッツ・ビアグタン(LOSE) 

3R 1分24秒 TKO(レフェリーストップ)

試合内容はビアグタンがかませ犬になり、天心が圧倒的な実力を見せつける試合になった。

ビアグタン選手はフィリピン出身のキックボクサーで、『WBCムエタイフェザー級フィリピン王者』で『元URCCストロー級王者』。8歳の頃からムエタイとキックボクシングを練習し、ムエタイとともにボクシングにも挑戦した。2014年には総合格闘家デビューし、まさにオールラウンダーである。2016年4月には、フィリピンの総合格闘技団体『URCC』に参戦し、4戦全勝で『URCCストロー級王者』を獲得している。

少なくともこの5年は総合格闘技に集中しており、キックボクシングから離れていた。これは大きなハンデとなった事は間違いない。

かといってビアグタンのキックボクサーとしての実力が低いかというとそういうことではなく、キックボクシングもやる、倉庫もやると言うオールラウンダーによくいるタイプなのだが、圧倒的なタフネスを持っている。

もちろんトレーニングによるものもあるとは思うが、人間には生まれながらにして圧倒的なタフネスを持っている人がいる。それがトレーニングによって覚醒する。

ビアグタンは那須川天心の打撃をほぼ一方的に受けながら3ラウンド中盤まで耐えた。明らかにKOパンチだというパンチも何発も何発ももらっている。それでも耐え続けた。まさに驚くべきタフネスと根性である。

私はこの試合で那須川天心の驚くべきテクニックと格闘センスを見て、それについて今から解説していくわけだが、ビアグタンのことが気になってならない。彼は楽しそうにファイトしているように見えた。那須川天心の攻撃にここまで耐えられたのも、ビアグタンが格闘技が大好きで、勝つことに対する恐るべき執着を持っていたからだと思う。

それゆえに私はビアグタンの今後が心配でならない。ビアグタンにとって格闘技が全てであり、彼は人生のすべてを格闘技に捧げてきたのだろう。

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