総力特集 RIZIN15(22) 〜那須川天心が持っている悪魔の脳

那須川天心はいわゆる格闘脳を持っているのだ。格闘脳の半分はビアグタンが触れた、直感力だ。相手の体の流れ、重心移動、体中から発信される微小な情報を元に那須川天心は次に来る技を大まかに予測していると私は思う。これに超人的な反射神経が加わり、まさに神がかったディフェンスを可能にしている。

格闘脳のもう半分は思考の爆発力だ。他の選手では考えもつかないことをやる。もちろん、練習の中で思いついて繰り返し練り上げてきた技もあるだろう。しかしおそらく、天心の繰り出す技の半分位は試合中に生まれていると思う。その思考の自由さ、爆発力が彼の強さの秘密だと私は考えている。

ビアグタンはRIZINに参加できて幸せだと言った。また那須川天心選手と再選したいと言った。私の心配は余計な心配だった。ビアグタンは本当に格闘技が大好きなのだ。私の叶わない夢がある。私は大山倍達館長と立ち会いたいと言う夢があった。大山館長亡き後もう消してこの夢はかなわない。私ごときが大山館長と断って違えばボコボコにされることがわかっている。それでも彼の強さを超人性を生で感じてみたかった。私の夢は彼の凄まじく強い弟子の皆様への挑戦で半分叶った。

私のヒーローが3人いる。大山倍達館長、フランシスコ・フィリョ選手、那須川天心選手だ。私はこれからキックボクシングに転向するには歳をとりすぎているので、生涯を極真空手への挑戦に捧げるつもりだが、1ラウンドのスパーリングでいいので那須川天心と対戦してKOされてみたい。那須川ジムが全国展開するならば何らかの力になってみたいとも思う。

私にはビアグタンの気持ちが痛いほどわかる。ビアグタンは大丈夫だ。これからも彼の格闘技人生をまっすぐにすがすがしく歩いていけると確信した。

それではここから本格的に試合解説に入らせてもらう。

[RIZIN キックボクシング ルール: 3分 3R(59.0kg)]

(WIN)那須川天心 vs. フリッツ・ビアグタン(LOSE) 

3R 1分24秒 TKO(レフェリーストップ)

しっかり間合いを詰めながらの右のトリプルからの左ハイキック。那須川天心はこういう基本的な技術がすごい。並の先生だったら絶対もらっているだろう。ビアグタンのディフェンスも光る。

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