総力特集 RIZIN15(5)

前置きが長くなってしまったがこれからRIZIN15について書いていく。私はいくつかのブログを運営しているが、今週はすべてのブログを停止して、RIZIN15の解説に専念したいと思う。

RIZIN15を語る上ではずせないのがRIZIN14のフロイド・メイウェザーvs 那須川天心のボクシングルール3分3Rのエキシビションマッチである。私はしばしば、レジェンド級の選手と言う表現を使ってしまうが、本当のレジェンドはメイウェザーにこそふさわしい言葉だ。キャリア50戦全勝、世界5階級を制覇し引退した。しかも彼はパッキャオにも勝っている。私は当然のこととして名須川天神がメイウェザーにボコボコにされると思っていた。ボクシングルールでメイウェザーに勝てるはずがない。天と地がひっくり返ってもありえない。しかし、逆にキックボクシングルールでやったならいい試合になっただろう。私は7:3で那須川天心が勝ったと思う。結果は1R2分19秒、3度のダウンを奪ってタオル投入を呼び込んだメイウェザーの圧倒的TKO勝利。誰の目にも違いすぎる格の差が明らかだった。

この試合には非常に批判が多くて、なんでこんな不利なルールでやらせるんだと悲鳴にも近い批判が聞こえてきた。那須川天心の圧倒的な強さに憧れ、彼が連勝街道を突き進むのを期待するファンとしては当然の心理ではあろうが、那須川天心の将来のことを考えればぜひとも体験しておくべき試合であった。まずこの試合を実現させるためにRIZINサイドはいくら金を積んだのか。RIZINファンは知らないかもしれないがメイウェザーはスーパー金持ちなのである。3分3Rのエキシビションマッチに支払ったギャラは安く見積もっても1億は下らないだろう。それだけのお金を払って天心は勉強させてもらったのだ。ボクシング歴史上でもまれに見る最高のディフェンステクニックと、ディフェンスまでは届かなくともそれに準ずるレベルのオフェンステクニックを。動画で見るのと実際に体験するのとでは、天と地ほども違う。

那須川天心はリアル刃牙と言われる。刃牙についての説明は省くが那須川天心にとってのメイウェザーは刃牙にとっての夜叉猿だった。

思わずションベンちびってしまうほど強い、今の自分では逆立ちしても叶わない。天才がさらに強くなるにはそんな存在を肌で感じる事が必要だ。那須川天心はそれを体験して、彼の世界は本当に広がったと思う。きっと彼の夢はRIZINで最強を証明したその先にきっともう向かっていると思う。

天心は試合後こんな言葉を残している。
「(メイウェザーは)最初はナメてきたけど、一発当てたら凄いプレッシャーをかけてきた。こっちが打とうとすると全部、フェイントをかけてきたり」

コメント