総力特集 RIZIN15(7)

フェレイラのパンチを見て私は野球のソフトバンク和田毅を思い出した。彼の球は「遅くて速い直球」 と、褒められてるのか馬鹿にされているのかよくわからない見出しがついたが、和田毅は驚異的な空振り率を記録した。パ・リーグ投手の球種別空振り率で、ソフトバンク和田毅のストレートが1位だったのだ。しかし和田のストレートは140キロ前後と決して急速は速い方ではない。にもかかわらず、空振り率は10.7%と驚異的な記録を出した。テイクバックが小さく、球の出所が見づらいらしい。

彼がインタビューに答えるのを見たことがあるが、テイクバックを小さくして利き腕を体と頭の後ろに隠してしまうそうだ。おおまかなタイミングは体全体の動きから見えるとしても、腕や球が見えるのはリリース直前だから、これはバッターにとってはたまったものではない。

フェレイラはバックスイングによってパンチの威力を増すとともに出所をわからなくすると言う2つの効果を狙ったわけだ。おそらくボクシングでは使えないだろうが、蹴りにも警戒しなければならないキックボクシングではかなり有効な技だと言えると思う。

次に大雅選手はこれで身の程を思い知ったのではないだろうか?那須川天心との再戦を熱烈に希望しているが、私に言わせれば3年早い。那須川選手との実力差は歴然だしそれは簡単に埋まるものではない。例えば那須川天心がフェレイラと戦ったとしたら、さほど苦労せずに倒してしまうだろう。那須川天心には圧倒的な突進力があり、恐るべきことに繰り出す技一つ一つが必殺技と呼べるレベルなのだ。

大雅選手にはまずはフェレイラと再戦して勝利してほしい。フェレイラは確かにいい選手だが、弱点がないわけではない。特にバックスイングからのスローイングパンチ。これは右のガードががら空きでカウンターをとってくださいと言わんばかりだ。ここにアゴにめがけて左のショートフックを打ち込めば、割と簡単に倒れるだろう。しかし、うち漏らせばあの必殺のパンチが降ってくる。なかなか勇気の必要な作戦だが実行可能だし、こちらも来るパンチが分かっていれば今回ほどのダメージを受けないだろう。

大雅選手が那須川天心に挑戦するには1つしか方法はないと思う。そもそも見ていて那須川天心と大雅では生まれ持った才能が違う。長い選手生活音として那須川天心を上回ると言うのは無謀と言うものだ。ただ、人生のある一瞬にピークを持ってきて、そのピークにおいて那須川天心を上回る事は可能かもしれない。かつてそれを実行した天才キックボクサーがいた。

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